絶賛アースカラートレンドということもあって、服もブラウンなどが増えてきている方も多いんじゃないでしょうか?
かくいう私もそうでして、ブラウン系やベージュ系に合う靴が欲しいなと思いClarks(クラークス)の大阪ルクアイーレの店舗にお邪魔してNo.1定番アイテムの『ワラビー』を購入してきました!
実際に履いてみた感想などお伝えしたいと思います。
購入したのはこちらの画像のタイプで、ハイカットのブーツタイプ、色はメープルスエード、GORE-TEX(ゴアテックス)搭載モデルにしました。スエードの上品な雰囲気をまとう素晴らしいシューズだと思います。
Clarks(クラークス)とは
Clarks(クラークス)は1825年に当時のイングランドに住んでいたサイラス、ジェームスのクラーク兄弟が作ったスリッパの会社を起源としていて、約200年の歴史があるイギリスのシューズメーカーです。
200年も!!
1966年には、最初の『ワラビー』が誕生しています。ほとんど基本的なデザインはいまと変わってませんね。日本で販売され始めたのは1971年からです。
ブランドとしては『Clarks(クラークス)』と『Clarks Originals(クラークスオリジナルズ)』があります。オリジナルズはクラークスの中でも『ワラビー』など伝統的なシューズを取り扱うレーベルのことを指しますが、正直このあたりについては気にする必要はないです。
ワラビーとは
先ほども説明しましたが、1966年に開発され、日本では1971年から販売されている、クラークスオリジナルズの伝統的なシューズで、クラークスのアイコン的なシューズです。
素材には英国製の高級なスエードが使用され、足を優しく包み込むことをコンセプトとしています。
ちなみにワラビーとはカンガルーのことですが、革をU字に縫合しているのがカンガルーの袋を連想させるため、ワラビーと名付けられたそうです。
小柄なカンガルーのことをワラビーって言うみたいだよ!
ベーシックラインナップはオリジナルズのほうで取り扱われていますが、『ワラビーエヴォ』という少し変化を加えた商品もクラークスレーベルで取り扱いがあります。
また、『クレープソール』と呼ばれる天然ゴムの木の樹液から作られた独特のソールもワラビーの特徴です。
ワラビーの基本ラインナップ一覧
ワラビーの基本的なラインナップを紹介します。ちなみにワラビーのラインナップは色違いなども含めて40種類以上ありますので、ここでは最もベーシックな色とデザインのもので比較しています。
そんなに種類があるんだ!
ワラビーには『ハイカット or ローカット』『通常モデル or GORE-TEXモデル』で4パターンの組み合わせが存在します。こちらをまとめたのが下の表です。
色味もGORE-TEXのほうが少し濃い色になっているなど若干違いがありますが、最も大きな違いはGORE-TEXは水分に強く、クレープソールになっていないことです。
伝統的なクレープソールを選びたい人は通常モデルを、防水・防風の機能に魅力を感じるならGORE-TEXモデルを選ぶことになるでしょう。
また、通常モデルのほうが色のバリエーションは豊富になっていること、価格はGORE-TEXのほうが8,000円ほど高くなることもポイントです。
GORE-TEXのほうが高いんだね!
あと個人的に両方を店舗で試してみて感じたことは、クレープソールの通常モデルはソールがずっしりと重く、GORE-TEXのモデルのほうが軽量でした。公式HPの数字で見ると20gほどの差しかないはずなのですが、実際に手に取ってみると数字以上に重さの違いを感じました。軽さを求めるならGORE-TEXモデルです。
ハイカット・ローカットは好みになると思いますが、ローカットのほうが脱ぎ履きはしやすく、ハイカットのほうがフィット感はあります。また、中敷きを入れることで身長UPできるのもハイカットの利点だと思います。私は実際に試着してみて、ハイカットのほうが歩きやすいと感じたため、ハイカットを選択しました。
デザイン
高級スエードにより足元が上品になりますし、シンプルなデザインになっているため非常に使い勝手の良いシューズになっています。素材感が柔らかいので可愛さもあって、女性ウケは抜群に良いシューズです。
ソール部分も分厚いため、身長UP効果も期待できるほか、近年のトレンドである丈長めのパンツとも相性が良いです。
さらに、直近のトレンドとしてアースカラー(ブラウン・ベージュ系)が強くなってきていますので、ワラビーにとってはかなりの追い風になっています。トレンドに敏感な方はブラウン系の服が増えてきていると思いますので、ワラビーの色合いはそういった服装と抜群に相性が良いです。
履くだけでトレンド感が出せるんだね!
カラー
メープル、サンド、キャメルといった表記がされているベージュ系のカラーが定番色になるので、まずはこの色から買うのがオススメです。ローカットの通常モデルのワラビーはレザーのパターンも含めて11色展開とかなりのパターンの用意がありますので、普段の服装に合わせて違う色でもう1足買うのも良いと思います。
ダークブラウンもかなり良いですね。
機能性
機能性は通常モデルかGORE-TEXかで内容がかなり変わってきます。
まず共通するポイントとしては、スエードの柔らさで包まれるようなシューズになっていますので、革靴でありがちな革が固くて履きこまないと脱ぎ履きがしづらかったり、靴擦れしたりという問題がほとんど起こりません。履き心地もすごく良いです。
履き心地は大事だね!
通常モデル
通常モデルの場合、伝統的な天然ゴムのクレープソールが特徴で、踏み込んだ時に弾力のあり他のシューズではなかなか味わえない履き心地となっています。
クレープソールは樹液から作られているということもあって、触ってみると少しねっとりとした触り心地になっています。そのため、グリップが強いという特徴がありますが、つるつるした摩擦のない場所だと返って滑りやすいというデメリットもあります。
それ以外にも、ねっとりした素材であるが故に、ゴミが付着しやすい、夏場に熱い地面の上にいると溶けてベタベタするというデメリットがあります。
GORE-TEXモデル
GORE-TEXとは、アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する防水透湿性素材の商標名です。アウトドアブランドの服などによく使われていますので、名前はご存じの方も多いかと思います。
防水でありながら通気性も良いという良いとこどりをしたような性質になっており、雨天時にも履ける、汚れが付着しづらい、風を通さないので防寒性もあるというのが特徴です。透湿性もあるので、夏場など汗をかいても蒸れにくいです。
ソールはクレープソールではなく、ビブラムソールが使われています。Vibram(ビブラム)とは登山家のヴィターレ・ブラマーニ氏が1937年に創業したイタリアのソール専門メーカーで、登山や雪道にも対応できるような優れたグリップ力と耐久性を誇ります。
前述しましたが、通常モデルと比べて軽量であるというのも良いところです。
サイズ
サイズは普段履いている靴よりも1cmは小さいものを選ぶと良いと感じます。
私は普段26.5cmの靴を履いているのですが、今回購入したワラビーは25.5cmで、試着したときは25cmでもいいかなと思うくらいでした。通販でもサイズ交換はできますが、最初から小さめのサイズを選ぶと良いでしょう。
いつもサイズより小さめを選べばいいんだね!
価格
価格は先ほどの表でも記載しておりましたが、通常モデルのローカットのワラビーで税込26,400円、GORE-TEXのハイカットが一番高く税込35,200円となっています。(2024年10月現在)
2万円出せる人が3万円出せないということはあまり考えられないでしょうから、機能面やデザインの差を考慮して自分にとってベストなものを選んで頂くのが良いと思います。
私は『急な雨などでも問題ないこと』『通常モデルより軽いこと』を重視して、GORE-TEXのほうを選びました。
コーディネート例
実際に服と合わせて着用してみました。ブラウンのセットアップとの組み合わせです。
今回はシャツもベージュ系にすることで、全体的にアースカラーで統一してみました。
公式HPなどではデニムと組み合わせているコーディネートが多い印象で、実際ストリート系との相性もかなり良いシューズだと思います。
どんな服とも合わせやすいよ!
まとめ
今回は私が先日購入したClarks(クラークス)のワラビーについて紹介をしました。
2~3万円の価格帯ですので、気軽に買えるようなものではないとは思いますが、30代の良い大人が1万円以下で買えるようなスニーカーを特にデートシーンなどで履くべきではないと思いますし、前に外見編の記事でも書きましたが、『靴』『バッグ』『小物』はお金をかけるべきアイテムです。
Clarks(クラークス)はABC-Martでも取り扱いがありますし、東京・大阪であれば直営店舗も見に行けますので、一度手に取って見て頂けると良さが分かるかなと思います。特にクレープソールの感覚は実際に履かないと分からないものです。
普段スニーカーばかり履いているという男性や、トレンドに合う靴を探しているという男性にはぜひ検討して頂きたいアイテムかなと思います。
- Clarks(クラークス)は200年の歴史を誇るイギリスのブランド
- 中でもスエード素材とクレープソールを使った『ワラビー』が有名!
- 定番のワラビーにも『ハイカット(ブーツ)』『GORE-TEX』タイプがある
- フィット感、歩きやすさはハイカット
- 軽さやグリップに優れ、雨にも強いのはGORE-TEX
- サイズは普段より1cm小さいサイズが目安
コメント