誕生日やクリスマス、〇周年など、1年の中では様々なイベントがありますよね。そうした中で常に我々男性が悩むのが『プレゼント』です。
『いくらのものをあげたらいいのか?』『何をあげたらいいのか?』、難しいですよね。
今回は私のほうからはこうした疑問に答えるだけでなく、プレゼントでの男女のすれ違いを防ぐ考え方などもお伝えできればと思っています。
ちなみにマッチングアプリなどで出会ってまだ付き合っていないという段階では、プレゼントは一切不要です。貢いでいるような格好になって女性に対して下手に出ている感じになってしまうので、やめましょう。
プレゼント1回あたりの予算はいくら?
私のように男性が30代のカップルであれば1回あたり『2万~3万円』が相場になると思います。
誕生日・クリスマスはこのくらいの予算感で、ホワイトデーや〇周年、のようなイベントは1万円くらいで考えると良いでしょう。
予算の考え方で重要なのが、ただ高ければいいというわけではない、ということです。お互いの普段の収入に見合ったもので、相手が気負いしない範囲で渡すのがなにより大切です。
何十万もするようなバッグとか渡すのは、あなたの年収がいくら高くてもやめたほうがいいです。もらった相手もあまり高いものをもらうと、何を返したらいいのかわからなくなってしまいますし、それがプレッシャーになってしまうからです。
値段も含めて相手の立場を考えないとね!
年間の合計で収入の50分の1を目安にする
例えば自分が年収500万円の会社員で、相手の女性が年収300万円の保育士だったとしましょう。
その場合は年間あたりのプレゼントの合計金額が年収の50分の1以内になるようにするのが私としてはオススメです。この場合ですと男性側は『合計10万円まで』、女性側は『合計6万円まで』です。
イベントごとに分けると次の表のようなイメージでしょうか。
イベント | 男性 | 女性 |
誕生日 | 3万円 | 2万円 |
クリスマス | 3万円 | 2万円 |
バレンタイン・ホワイトデー | 2万円 | 1万円 |
〇周年 | 2万円 | 1万円 |
合計 | 10万円 | 6万円 |
『相手への期待』がすれ違いを生む
ここで大事なのが、この『年間の合計で年収の50分の1を上限』というプレゼントのルールを付き合ってから早い段階で取り決めし、お互いの年収をざっくりと開示しておくことです。
そんな面倒なことしなくても好きなようにプレゼントしたらいいんじゃないの?
ルールを設定・共有をしておくと、どれくらいの金額にしたらいいか考えるというストレスから解放されるだけでなく、お互いにプレゼントし合った金額のズレから不公平感がでたり、期待していた金額と違ってガッカリする、みたいなことがなくなります。
もう少し具体的に説明します。
例えば男性が誕生日にパートナーの欲しがっていた7万円のバッグをプレゼントしたとします。そうすると女性側はクリスマスでも同じように7万円くらいのものがもらえるのかな、と当然期待してしまうでしょうし、逆に相手の男性の誕生日には同じように7万円くらいのものを用意しないといけないのかな、とも考えてしまうでしょう。
収入の差もある場合は同じ7万円のものを用意するのがかなり厳しい場合もあるでしょうし、かといって3万円くらいのものでは相手の男性からガッカリされるのでは、と悩むことになります。
また、クリスマスで男性が『誕生日では7万の高いバッグをあげたし、1万円くらいでいいかな』と思って1万円のプレゼントを準備したとすれば、女性は『え、これかなり安いやつじゃない?誕生日はすごくいいプレゼントくれたのに…』と期待を裏切られた気分になることでしょう。
そんなこと勝手に期待されても困っちゃうよ!
これは勝手に高額プレゼントを期待した女性が悪いと言うのは簡単ですが、結果的にはせっかくのクリスマスなのに女性側は気分が盛り下がった状態になり、そうした些細なことから不和が広がっていくことも十分に考えられます。人間関係とは、ある日突然壊れるものではなく、普段の些細なすれ違いが徐々に積み重なっていき、ある日ダムが決壊するように壊れるものです。
プレゼントは一見善意の素晴らしい行動に見えて、こうした期待と実際のギャップによるストレスが発生してしまう可能性を常に孕んでいるイベントです。
だからこそ、こうしたあらかじめ仕組みで防げる不和はちゃんと最初のうちに話し合って仕組みとして決めることで防ぐことができますので、プレゼントの金額ルールは付き合ってから早いうちに絶対に仕組み化すべきだと私は考えてます。
先ほどの例でいえば、事前にちゃんとルールを決めておけば、『誕生日で7万円くらいのものをもらったから、合計10万円以内って考えたらクリスマスは安めのプレゼントだな』ということを女性側は事前に予想できるようになりますので期待と現実のギャップがなくなりますし、『誕生日で7万円のバッグをもらったけど、私は年間6万円の範囲でプレゼントすれば良いから今回は3万円の予算にしよう』という風にお返しの金額で悩むこともなくなるのです。
なぜ年間の合計にしているかといえば、『1回あたり3万円以内』などとしてしまうと、バッグや財布など少し高級なものを渡そうと思うと3万円では全然足りない場合があるからです。
かといって1度高いものを渡してしまうとお互いにハードルが上がってしまい、男のプライドが邪魔していまさら『安いのでもいいかな…?』とは言いだしづらいですよね。ルールを決めてしまえば、『そういうルールだから』ですべてが済むのでお互いに気持ちがすごく楽になります。
なるほど、ルール作りって大事だね!
女性へのプレゼントNGアイテム
これは正直難しいです。人それぞれな部分がありますので、『これが正解』というものはありません。
しかしながら、『これはやめたほうがいい』というものはある程度決まってますので、まずは何がNGなのかから説明します。
- ペア系アイテム(アクセサリー等)
- 中古ブランド品
- 服、靴
- サイズの大きいもの、重いもの
- 既に持っているもの
ペア系アイテム
高校生じゃないですからペアアクセサリーなどはやめましょう。
中古ブランド品
ブランドのバッグなどは10万円以上することもざらであり、なかなか手軽にプレゼントできません。かといって中古で用意するのは相手もかなりガッカリしますので、やめましょう。
そもそもファッションアイテム自体がプレゼントとして選択が難しいです。
服、靴
服や靴は、サイズの問題もありますし、そもそも相手の嗜好や、すでに持っているファッションアイテムとの組み合わせを考える必要があったりと、相手が欲しいと思っているものをピンポイントで用意するのがほぼ不可能に近いです。やめるべきでしょう。
サイズが大きいもの、重いもの
総じてサイズが大きいもの、重たいものは避けるべきです。大きなぬいぐるみやYogiboのクッション、大きな花束などは、持ち帰りや置き場に困るためNGです。
既に持っているもの
当たり前ですが既に持っているものを渡してしまわないようにしっかり確認しておきましょう。
選ぶのが難しいアイテム
続いて、NGではないもののかなり選ぶのが難しいアイテムです。相手の好みをかなりしっかりリサーチしてからじゃないとリスクが高く、値段が高かろうとも安易に選ぶべきではないアイテムたちです。
バッグ
相手がどのブランドが好きか、色はどういう系が好きか、普段来ているファッションとマッチしているか、すでに持っていない系統のバッグか、トレンドから外れていないバッグか、など広い視点でリサーチが必要です。
女性もののバッグはトレンドの移り変わりが激しく、せっかくあげても『うーん、このデザインはいま使いにくいなぁ』となってしまう可能性があります。
また、値段が安く見た目が安っぽいものなどもNGです。男性からすると普段つかうバッグなんて1万円も出したらいいほうだと思っている方も多いかと思いますが、女性に渡すバッグは2~3万でやっと最低限で、ブランド物は20~30万くらいはします。
『MM6 Maison Margiera(エムエムシックスメゾンマルジェラ)』や『See by Chloe(シーバイクロエ)』は比較的値段が抑えられてますのでプレゼントしやすいと思います。ただ買いやすい価格帯であるが故に、既に持っている可能性も高いので注意してください。
化粧品
『Dior(ディオール)』が定番ですが、そもそも化粧をしない我々男性が女性の化粧品を選ぶのは極めて難しいです。なんでもいいわけではないですからね。
リップはあげやすい部類かなと思いますが、普段彼女がどの番号を使っているのかなどリサーチし、しっかりショップの女性スタッフと相談して選ぶようにしてください。
香水などフレグランス系
これも難しいです。好きなにおいかどうかわかりませんからね。
必ず事前に彼女と百貨店などで実際ににおいを確認して、気に入ってそうなものを選ぶ必要があるのと、既に持っていないかどうかの確認もマストです。
食器・グラス・インテリア系
これも好みの問題が大きくなってしまうのと、既に持っているアイテムとの調和が取れているかどうかも出てきます。置き場に困ることも考えられますので、事前にしっかりとリサーチが必要です。
お酒好きで家でも飲む女性なら高級なグラスなども検討の余地があると思います。
花・植物
花はプレゼントのおまけとして小さめのものを用意するのはかなり良いと思います。
しかし、メインのプレゼントとして花や植物を用意するのはやめたほうが良いでしょう。
置き場の問題などもでてきますし、特に造花などの枯れないものは処分にも困ります。
このあたりのアイテムを用意する場合は、しっかり好みをリサーチしないとダメだね!
オススメのアイテム
これらのNGを踏まえて、私が無難だと思っている具体的なアイテムをいくつか紹介します。
予算は年収500万の会社員想定で、『数万円以内』程度で準備するものとします。
ただ、プレゼントは結局もらう側のニーズや気持ち次第ですので、ここに書いてあるから必ずしも喜んでもらえるわけではないです。あなたなりにしっかり考えて選んでください。
アクセサリー
『4℃(ヨンドシー)』や『Tiffany(ティファニー)』が無難でオススメです。
デザインは彼女が普段使っているようなものを事前に確認し、既に持っていないかチェックした上で無難なものを選びましょう。ネットショップなどよりは実際に店舗に行って『彼女へのプレゼント用』としてスタッフに相談すると良いと思います。
傘
高級な傘は意外と喜ばれます。女性は冬でも日傘しますので、シーズン問わず日傘でもOKです。
既に高級なものを普段使っていないかを確認する必要はありますが、なかなか傘まで高級なものは買えない、という人が多いですから喜ばれやすいアイテムです。
リカバリーウェア
TENTIALの『BAKUNE(バクネ)』など、いわゆる高級パジャマのことです。
毎日着る消耗品であり洗濯も必要なため、複数着あっても困らないので、既に持っていてもプレゼントできます。価格が3万弱するため気軽に買えないアイテムで、喜ばれやすいです。
エステ
スパやエステのギフト券です。消費できるタイプのプレゼントになるので、失敗するリスクがゼロに等しく、女性は美容好きですからほぼ間違いなく喜んでもらえることでしょう。
しっかり高級店を選ぶことや、お店が行きにくい場所にないかくらいは注意が必要です。
高級な食事
当日のデートで高級なディナーに行き、プレゼントは花束程度にする、というパターンです。
女性のほうがグルメな傾向にありますので、ミシュラン獲得店など、1人数万円くらいかかるようなお店に行くと下手なプレゼントを渡すより喜んでもらえるかもしれません。
旅行や体験
これも下手にプレゼントを渡すよりはうまくいくパターンですが、高級なホテルやスカイダイビングのような費用がかかる体験をプレゼントの代わりにするというパターンです。
女性は非日常的なものを好みますので、こちらもほぼ間違いなく喜んでもらえると思います。
このパターンでも花くらいは用意してもいいかと思います。
ハンドソープ・ヘアオイル・ヘアミスト・入浴剤
ホワイトデーのお返しなど、予算1万円程度のプレゼントに最適なアイテムです。
消耗品なのであまり相手のニーズを考えずにプレゼントすることができます。
『Aesop(イソップ)』や『SHIRO(シロ)』『SABON(サボン)』などが定番です。
ワイヤレスイヤホン・ヘッドホン
これについては彼女が普段何を使っているのか、どのくらいの期間使っているのかを必ず調査しておく必要がありますが、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンは良いものは数万円するので、普段はなかなか手が出せないという場合があります。
音楽好きであったり、ファッションとしてヘッドホンを使うタイプの女性にはより喜ばれるでしょう。
最強の方法は一緒に買いに行くこと
プレゼント選びで最も重要なことは『あなたが良いと思っているもの』『あなたがあげたいもの』ではなく、『相手がもらって嬉しいもの』を用意することです。
『男性があげたいもの・喜ぶと思っているもの』と『実際に女性がもらって嬉しいもの』にはやはりギャップがあることのほうが多いと私は思っています。
そこで私がオススメしたいのは、誕生日近くになったらウィンドウショッピングデートをすることです。百貨店を一緒に回るなどして、パートナーが欲しそうなリアクションをしたアイテムを片っ端から写真などで残しておき、あとで値段等を比較して、その中から1つ選ぶ、という方法です。
この方法であればサイズや色などもその場で情報収集ができるので、手間もかかりません。
ウィンドウショッピングは苦手という男性は多いかと思います。しかしパートナーが商品を見ている間スマホをいじっているような人は、パートナーの趣味嗜好を理解する重要なチャンスを失っているということを自覚したほうが良いです。
良い関係を継続することは自分自身がストレスなくその女性と過ごしていくためにも必ず必要なことです。こちらの記事を参考に、本当に喜んでもらえるものを選ぶようにしてください。
- プレゼントは『年間合計で年収の50分の1まで』にする!
- ルールとしてしっかりお互いの間で決めておく!
- NGアイテムを避けて『相手が喜ぶもの』を選ぶ!
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