今回はマッチングアプリで意外とやりがちな、うまくいかない男性のタイプについて解説していきます。特にアプリ始めたての方だったり、いままで恋愛・交際経験が少なかったりする方ほど陥りやすいと思いますので、ぜひ自分を見つめなおすキッカケにして頂ければと思います。
優しくて真面目な男性がモテるんじゃないの?
何でも確認しちゃうマン
まず一つ目のダメなタイプですが、『優しい(と自分では思っている)』男性です。実際にいままで『優しい』『真面目』と周りから言われて生きてきて、あまり女性とは遊んでこなかったタイプに多いように思います。
このタイプの男性は特徴として、
- デートプランや場所、食事のお店など何でもかんでも女性に『何が良い?』と聞いてしまう。
というものがあります。
それって良いことじゃないの??
女性は確かに『優しい男性』が好きということが多いのですが、この『優しさ』を勘違いしているのがこのタイプの男性の改善すべきポイントになります。
逆の立場で考えてみてほしいのですが、相手から何でもかんでも『これで良い?大丈夫?』って聞かれ続けるのって普通にウザいし疲れますよね。
例えばご飯を誘うのに『何食べたい?』『どの店行きたい?』みたいな聞き方をするのは本当の意味で優しい聞き方ではありません。これは相手に『考えさせる』ということを強いており、むしろ配慮に欠ける聞き方です。
確かにいちいち聞かれると『ちょっとは自分で考えろ!』って思っちゃうかも…
- ×『いつがいい?』⇒ ◎『今度のランチだけど○日の12時に○○駅でいいかな』
- ×『何が食べたい?』⇒ ◎『イタリアンとお寿司だったらどっち食べたい?』
- ×『どの店行きたい?』⇒ ◎『寿司ならこの店とこの店が候補だけど、どっちが気になる?』
というように、選択肢やプランを具体的に提示するような聞き方が本当に優しい男の聞き方です。こういう聞き方をされると、相手も『○○駅より○○駅のほうが良い』とか『イタリアンのほうがいい』みたいに答えやすいですよね。
お店を探して提案し予約しておく、というだけでも女性の期待する優しさをクリアできています。
この勘違いタイプの男性は、相手へ配慮して優しくしていると自分では思っているかもしれませんが、結局のところ相手が何が気に入るか分からないから『嫌われるのが怖くて聞いてしまう』だけで、自己防衛のためにそういう行動をしてしまっています。
ちょっと相手が気に入らない提案をした程度で嫌われることはありません。なんでもかんでも聞いてくるほうがよほど嫌われます。
改善するための方法として、ビジネスにおきかえて考えてみると良いと思います。相手の女性を上司と見立てて考えてみてください。『課長、どうすればいいですか?』は課長からしたら1から10まで考えてあげる必要があり課長からするとすごく嫌な聞かれ方です。『課長、Aという方法と、Bという方法で悩んでいるのですが、どう思われますか?』と聞かれたほうが圧倒的にそのあとの話がしやすいですよね。
人間というのは楽をしたい生き物です。どうするのが相手の女性にとって楽なのかを考えてあげてください。
相手に合わせようとしすぎマン
次に『なんでも相手に合わせようとしてしまう』男性です。最初の『なんでも確認しちゃうマン』と併発しているケースも多いように思います。
このタイプの男性の特徴は、
- 相手の女性の話題に無理に知ったかぶりしたり、自分も好きなフリをしてしまう。
- 相手の女性の意見に無条件で同調してしまう。
- 『聞き役』に徹しようとしすぎるあまり自分の話をしなさすぎる。
というものです。
でも女性との会話では『共感が大事!』って聞いたけど…
女性は確かに共感を求めますので、『多少無理やりにでも共感したほうがいい!』と思ってこのような行動をしてしまっている人もいるかと思います。
しかし、知ったかぶりでは結局深い話はできませんし、めっきが剥がれるのは時間の問題です。知らないものは知らないと言いましょう。
また、何でもかんでも下手(したて)に出て女性の意見に合わせてしまうというのも女性からすると『自分の意見がない頼りない男性』に見えてしまいます。
これもビジネスに置き換えてみると分かりやすいかと思いますが、『それは違うでしょ』『全然ダメ』みたいに露骨に否定するのは当然良くないです。これは女性との会話も同じです。
『なるほど、そういう意見もありますね』『○○さんの考え方は参考になりますね』みたいなことを言ってから『私はこういう風に思ってます』『私の意見はこうです』というとビジネスでも良い印象で話ができますよね。女性との会話も基本は全く一緒で、最初に共感や肯定から入り、自分はどう思うかをその後に話す、というのがベターです。
また、恋愛ハウツーなどではよく女性に話をさせて男は『聞き役』に徹するほうが良い、というようなことが一般的に言われてますので、それを実践しようとしてこのタイプになってしまっている男性もいるんじゃないかと思いますが、当たり前のこととして、こちらの自己開示がないと相手もあまり自己開示はできません。
ある程度、自分の話もすべきですし、その際のポイントとして、『自分の弱み』『悩み』『失敗話』『恥ずかしい話』を盛り込む必要があります。『ここだけの話最近○○してて…』『あんまり人には言わないことだけど…』といったように秘密を共有している感覚を相手に与える枕詞を使うと、相手も積極的に自己開示しやすくなり、話をしやすい環境がうまれます。ここまでできて、初めてちゃんと『聞き役』になることができるのです。
なるほど、ただ聞いているだけじゃダメなんだね!
このタイプの男性の改善すべきことは『自分の素の状態で話ができるようにすること』です。極論として、自分が母親と話をしているくらいの感覚で女性と話をできるようになることが目標です。
このタイプの男性も、『嫌われたくない』という心理が強く働いてしまっており、相手と違う意見を言ったり、自己開示することに消極的になってしまっているのが原因といえます。とにかく多くの女性と高頻度で会い、女性と話をすることを日常に取り込んでください。女性と話をすることが『特別なこと』だと思っているうちは素を出すのは難しいです。
加えて、女性としゃべるときに自分が親や友達と普段話すような言葉遣いを使ってください。以前の記事でもマッチングアプリでは、メッセージは敬語でやり取りして会った時にはすぐタメ口にするようにということを書きましたが、タメ口にすることによって、素の自分が出しやすくなります。
『いきなりタメ口で嫌われたらどうするんだ!』と思うかもしれませんが、タメ口にした程度で嫌われるようであればそもそもその女性は切るべきです。『素を出しやすい』『格上感を出しやすい』という点においてはタメ口を使うことのメリットは、嫌われるデメリットより遥かに大きいです。
返信早すぎマン
続いて『返信が早すぎる』男性です。このタイプの特徴は、
- アプリのメッセージやLINEの返信が早すぎる。
というものです。
マメな男のほうがモテるんじゃないの?
マメなことが求められるのは『付き合った後』の話です。
それまでは『相手と同じくらいのペースか遅いくらい&同じくらいの文章量でレスポンスすること』を心がけてください。相手が1日1回、夜にメッセージが来るなら自分も夜に1回だけ返信し、相手が比較的すぐに返信が来るなら自分も早めに返信するようにします。
なぜすぐ返信するのがダメかというと、相手にとってプレッシャーになるからです。すぐ返されると自分もすぐに返さないといけないかのように思ってしまいますし、相手が1日1回程度のやり取りが心地いいリズムだとすると、それに合わせてあげるのが優しさです。
あまり返信が早いと『暇なのかな?』とか『メンヘラなのかな?』と思われるリスクもあります。
そもそもメッセージやLINEの基本的な考え方として、男側からはなるべく最低限の連絡程度だけにしてください。ダラダラと他愛のないやり取りをする必要はありません。
また、最後のメッセージが相手からのメッセージで終わっている状態にするのもポイントです。夜に相手からメッセージが来た場合、次の日の夜に返信するのが良いでしょう。それに対してその夜のうちに返信がきたら、それは翌日にまた返します。
これはなぜかというと、相手の女性が『返事まだかな?』と思っている時間をなるべく延ばすというのが目的です。すぐ返したくなる気持ちを抑えて、あえて返信をしないで放置することで相手が自分のことを考える時間を増やします。
この返信早すぎマンの改善手段としては、マッチングアプリで常にたくさんの女性とやり取りすることです。
こうするとメッセージが溜まっている状態になりやすいので、忙しくて物理的にすぐには返信ができなくなります。それに、一人の女性に執着しづらい状態になるので、すぐに返信したいという気持ちも抑えることができます。
下心を全く出さないマン
最後に、『下心を出さなすぎる』男性です。このタイプの男性の特徴は、
- 会った時に趣味や日常的な会話しかしない。
- スキンシップ、ボディタッチが皆無。
というもので、『誠実』であることを重視しており、それが女性にモテると思っている男性に多い印象です。
世の中を見ていると、チャラい男は嫌われもしますが一定はモテます。結果だけ見れば誠実な堅物よりチャラい男のほうが女性を手に入れやすいということを示していて、毒気がなさすぎる男性というのは女性にとって『つまらない』『ドキドキしない』んですよね。
女性側から見て、『自分を女性として見ていないようにみえる男性』というのは友達止まりです。
でも『誠実なひと』が好きってみんな言ってるよ!
女性が言う『誠実な男性』というのは、付き合った後に浮気をしない男性のことです。つまり、付き合う前に下ネタを言わないとか、そういうレベルの話ではないんです。
このタイプの男性はそこを勘違いしてますので、せっかくマッチングアプリで女性と会うことができても、趣味の話だけで終わってしまい、本人は『盛り上がって会話できたな』と思っていても、女性からは2回目のデートを断れてしまったり、告白したらフラれてしまったりして、『あれっ?』となってしまいます。
『誠実』さを意識しすぎていて、デート中に軽いスキンシップをしたり、軽い下ネタや恋愛の話をできてない、というのがダメなポイントです。真面目であまり遊んでいない男性は『そういう話をするのは引かれてしまう』『そういう話をするのは苦手』『スキンシップを付き合う前にするのは良くない』と思って避けていると思うのですが、それでは関係を先に進めることはできません。
女性は恋愛や下ネタ、軽いスキンシップによって相手を異性として意識し、『デートで行きたい場所』『付き合ったら会う頻度』『エッチの頻度』みたいな話題を通して、妄想を膨らませて恋に落ちていきます。
こういう男性の改善すべきことは『チャラさ』を取り入れていくことです。
ここでいう『チャラさ』というのは見た目の話ではないです。金髪にするとかアクセサリーをつけるとかそういう話ではなく、コミュニケーションにおいてある程度『チャラく、下心を出して』いくべきという話です。
とはいえ、もともと『誠実』『真面目』を売りにしてきた男性がいきなり変わるのは難しいでしょう。大事なのはやはりとにかく多くの女性とデートすることです。たくさん会う中で頑張って『どういう男がタイプか?』『何フェチ?』『もし付き合ったらデートで行きたい場所は?』といった話題を振るように練習しましょう。
最初は話題の振り方もぎこちないでしょうが、回数を重ねれば、自分なりにどういう会話の方向に持っていけばいいのかがわかってくると思います。
私は落としたいと思う女性であれば必ず以下のような流れで話題を掘っていくようにしていました。
- どういう男がタイプ?
- 逆に苦手なタイプは?
- 見た目で気にするところは?
- 何フェチ?
- 脱毛はアリ?
- 下の毛の脱毛はアリ?
こういう風に段階を経て『ちょっと恥ずかしい話』くらいを最初のデートの会話では目指します。このくらいの話が一度できてしまえば、相手の心理的なハードルも下がっているので『デートで行きたい場所』くらいの話題は簡単です。
まとめ
今回は、よくいるうまくいかないパターンの男性について解説しました。
みなさんは何か思い当たる節はありましたでしょうか?
実際これはパーソナリティの問題ではなくて、男性なら誰もが通る道だと私は思っています。慣れないうちは女性を上に見てしまうこともあるでしょうし、特に可愛い女性相手であればなおさら嫌われることを恐れるあまりなかなか素を出せないということもあるでしょう。
大事なのはやはりそうした部分を改善しなくてはいけないという意識をしっかり持つこと、そして回数を重ねることです。スポーツでのフォームの改善などと同じことで、意識をしながら回数を重ねることで必ず改善できます。
実際に今うまくいっていない方や、これからアプリを始めようという方は、今回の記事をぜひ参考にして頂ければと思います。
- なんでもかんでも確認するな!
- 無理に相手に合わせようとするな!
- 返信は遅くていい
- 下心を出すことも必要
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